「パタパタ」ってこんなところ

SINCE 2013  地域活動支援センターパタパタ

「パタパタ」の歴史は古く、前身の姿から考えると40年近い歴史を持ちます。
まずは現在の「パタパタ」とは何かを説明してみましょう。


事業計画からの「パタパタ」
さて現在の「パタパタ」は「地域活動支援事業」といったくくりの中で行政から予算をもらって活動しています。そうした形の中ではきっちりとした事業計画も毎年作られており、まずはそこから見える「パタパタ」の姿を説明してみましょう。
事業計画は主に以下の5つにパタパタの活動はわかれています。

1.生活を考える活動 2.働く活動 3.つながり 4.行政などへの発信・運営 5.その他 。

1の「生活を考える活動」はただ「パタパタ」にきている時間を対象とするのではなく、例えば現在同居する家族を含めた暮らしの在り方も共に考えるといった事であり、より「地域の中で暮らしていく為の選択肢を広げる」といった意図を持ちながら進められているものです。
施設ではなく地域で―これは家族だけで考え得るものでなく、かといって私たちだけの手に余ることも多いもの。もちろんここでは「ケア・システムわら細工」をはじめとする「わらじの会」や「わらじの会」の人たちの助力を仰ぎながらではあるが、より多くの地域生活などの情報を発信することや、本人のトライ&エラー、またそうした体験を積み重ねながらも少しずつ社会生活を獲得していけるように活動を調整したりもすることは大きな「パタパタ」の特徴だと思っています。


2の「働く活動」は障害の重い軽いにかかわらず自分たちの「はたらき」(かけがえのない役割を含めて)を作っていくことでもあります
。障害者である"ワタシ"の暮らしはあくまでも"ワタシ"が主体。例えばそうして暮らし方を考えるとき、どんなに重度の障害があっても"ワタシ"は"ワタシ"の暮らしのエキスパートのはずです。ある意味こうしたことも「はたらき」(かけがえのない役割)の一部であり、こうした切り口で相談業務にあたったり、講演で話すなどといったケースも少なくはありません。

もちろん外から賃金をもらってくるような"働く"も暮らしを組み立てていく中では重要です。なるべく「パタパタ」の中で完結することなく、外との接点を絶やさずに考えていきたい部分。


3の「つながり」は大きく分けて2つ。一つは団体として全国の仲間と繋がっていくこと。JILやピープルファーストなど全国的な集まり、埼玉障害者市民ネットワークや県庁内ショップ「かっぽ」の店番会議など県レベルでのつながり、また自立支援協議会などを通しての市内でのつながりなど、関わる団体は全国にたくさんあります。時に共に企画するイベントなどに協力したり、また異なる意見を交わし合いながらしっかりと繋がっていきたいと考えています。

もう一つは私たちが暮らす"地域"との「つながり」。これは「はたらく」「暮らす」といった柱とも大きく関わっています。より地域の中に自分たち自身が出て行くことを重要と考え、トラブルを恐れず積極的に地域に出て行くことを大事にしていく。またそうして地域とのつながりを作っていく。

また「パタパタ」としては市内でおこなわれるイベントには出張店舗などといった形で積極的に出店し地域との「つながり」を作っています。

4「行政などへの発信・運営」は、ますます住み分けが進む社会において、我々障害者も使える資源が増えると共に"障害者用"としてのみあてがわれる社会資源に囲まれてしまう事が今日珍しくありません。街の中で"分けず、共に―"を基本に活動する我々の形を発信するとともに、こうした共に―といった形での維持、拡大に向けて運営も当事者たる自分たちを含めておこなっていきます。


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